母の想い

共に生きる
(5回目の命日に寄せて)
妙子 もう5回目の命日が来てしまいましたね
もう5年…早5年も過ぎてしまったんですね
今年も 沢山のお花やお供えが届きました
5年も経つのに 何時までも貴女のことを覚えて居てくれる事に
皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです

妙子と別れたとき5年先の事など考えられませんでした
大勢の人に支えられて、励まされて時を重ねてきたように思います
そして、教えられました
貴女は母さんと一緒に今も生きていると言うことを…
貴女は今も新しい出会いをお母さんに与えてくれています
姿は見えなくても、貴女の想いを伝えていますね

母さんは、貴女の想いを伝え続けることが
母さんの今を生きることだと感じています


貴女が旅立ったとき、高校2年生だった嵩規も
この春には大学を卒業するよ
就職も決まりました
貴女と同じように 病気や障害を持った子供たちと
共に時を重ねていく仕事を選びました
僕は姉ちゃんを守る…と言っていた嵩規だから
彼もまた貴女共に過ごした時を大切に
貴女への想いを職場の子どもさん達に伝えてくれることでしょう

時を重ねる事に、妙子の素晴らしさを感じ
妙子の母さんになれて良かったと思っています
でもね…
叶わないことなんだけれど…
もう一度 妙子貴女を 抱きしめたい
お空の世界で…イエ母さんの隣で
元気にしているのは分かるのよ
でも…
何て 心配しないでも良いからね
ちゃんと大声で笑えるようになったから
知ってるって…私も一緒に笑っているから…
きっと貴女はそういうでしょうね

妙子が与えてくれた時と出会いに感謝して
今の時を妙子と共に生きさせて貰います
何時も一緒に…ずっといっしょに
「笑顔で元気で頑張ります」(^_^)v


母より   2006.2.12