※カニさんのお話を聞いて           人間福祉学科  1年 T・Kさん
 
 私は小学校3年の時に風疹にかかりました。高熱とかゆくてたまらない全身に出来たできものに苦しみました。高熱とかゆくてつらい日々を過ごしたことを覚えています。
この時、周りの人は「大人になったらもっとひどい。子どもの時にかかったら大人になったら時にかからない」といってました。リンゴ病といっしょにどちらかの病気にかかったと聞くと、そのこにうつしてもらってこようかと冗談まじりに言ったものです。
 かにさんのお話はとても為になりとてもためになりました。恥ずかしながら私は、妊娠中に風疹にかかるとお腹の赤ちゃんに影響が出ることすらしりませんでした。
母親になるということの重大さが凄く重く伝わってきました。産まれてきた子どもに障害があったら…確かに本当にごめんねという感じなのだろうと思います。自分のせいで、この子は障害を持ってしまった。私が他の子よりも重い荷持つをつけて産んでしまった。後悔してもしきれないだろうと思います。
 かにさん家族と妙子さんはとても大変だったそうです。障害を持った子の教育はとても難しいと思います。親であれば普通の子といっしょにしたい!と思って当たり前です。妙子さんとお母さんの戦いの日々は妙子さんのことを分かっていく日々でもあったと思います。妙子さんには妙子さんの、私には私の、他の子には他の子の個性があるということ、かにさんはそのことが分かったから妙子さんを理解できたのだと思います。そして妙子さんの夢を叶えてあげることができたのだと思います。
 親と子というものはとっても強い絆があるんだと、かにさんのお話で思いました。かにさんの涙が何よりもそのことを伝えてくれました。私はこれだけ愛してくれる母親に育てて貰えた妙子さんはきっと幸せだったと思います。そして、その後の活動もすばらしいと思います。この活動も妙子さんへの愛の力だと思います。だから私たちにも響いてくるものが有るのだと思います。
 私が結婚したら、ちゃんと予防接種を受けようと思います。先のことすぎて想像すら出来ませんが、産まれてくれるであろう私の子どものために、親となる責任を最大限にしてあげられるように。そのことをかにさんと妙子さんに教えてもらったのだから…これからもかにさんに未来の親たちに伝えていって欲しいと思います。かにさんの戦いは妙子さんの喜びになっていると思うので…


※哲学の基礎                   健康福祉学科 1年 M・Tさん
 
 私は、風疹の予防接種を打っていません。小さいときに風疹にかかってもいません。でも全然予防接種をするつもりもなかったし、風疹のことなど考えたことはありませんでした。
今日の話を聞いて、そんな考えを持っていた自分は怖いと思いました。もし私が妊娠したときに風疹にかかって、子どもが障害を持って産まれてきたら、やっぱり自分を責めると思います。私にも将来絶対に関わってくる事なので、面倒くさがったり利逃げないでしっかり予防をしようと決めました。
「タエコは不自由だったかもしれないけれど不幸ではなかった」とゆう言葉はとても心に響きました。それはきっと本当に子どものことを愛していて、それが子どもにも伝わったから言える言葉なんだと思いました。
タエコさんは私なんかよりずっと有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。家族や周りの理解があったからこそだろうし、タエコさんの大変な努力もあったからだと思います。それに比べると、私はこれといった努力をしていなくて、自分が恥ずかしくなりました私はタエコさんに出来なかったことが出来るはずなのに、自分がめぐまれていることを当たり前のように思って生きてきました。今日の話を聞いて、私はもっと積極的に人生を生きようと思いました。今まで、ピーターパンに会いたいと私が思ったとしても、きっと口に出しませんでした。願いは叶うんだとゆうことが分かりました。
 私はタエコさんに負けないくらい自分の人生を精一杯生きてみようと決めました。
そして、今日の話を友達にいっぱい広げて、みんなで風疹の予防接種をうちにいきたいと思います。お話を聞くことが出来て良かったです。ありがとうございました


※感想                       人間福祉学科 1年 K・Gさん
 
 私はこの話を聞くまで風疹のことについては全く知りませんでした。
名前は聞いたことがあったけど妊娠中にかかるとお腹の赤ちゃんに重い障害が出てくることに驚きました。
お話しをしてくださった可児さんもその風疹によって子どもに障害が出てしまった一人でした。産まれてきた子供は目が見えなく耳が聞こえなく、心臓病と知的障害をかかえて産まれてきたそうです。自分が風疹にかかったせいで子どもに障害を抱えて生まれてきたそうです。自分が風疹にかかったせいで子どもに障害が出てしまったので可児さんは凄く責任を感じたと思います。だからこそ娘さんが生きてきた18年間を愛情いっぱいに育てたんだと思います。
 ピーターパンが大好きだった娘さんはきっと今、ネバーランドにいるんだと思います
私が産まれた年は法律の変わり目で予防接種を受けていない人が多いと聞いたので将来の自分の子を守るためにも風疹にかからないように予防接種を受けたいと思います
本当に今回はとても心に響くお話が聞けてとても良かったです。
 これからもこの可児さんの声が皆に届くように、もう同じ事は他の人には繰り返して欲しくないという可児さんの願いと娘さんのの願いがみんなにも届くといいと思いました
そして少しでも風疹でおこる子どもへの影響が少なくなることを願っています。だから私は絶対に予防接種は受けようと思います。


※可児さんの話を聞いて            健康福祉学科 2年  S・Hさん

 可児さんの話が聞けて、誰の身におこってもおかしくないことだし、聞くことが出来て良かったです。
 風疹というのは私も小さい時にかかったことは有るけれど、妊娠が風疹にかかることで赤ちゃんに色々な障害があらわれてくるというのは知らなかった。赤ちゃんが先天性風疹症候群になる例が増えているにもかかわらず、そのことを知っている人が少ないというのはおかしいので多くの人に知ってもらわなければならないと事だと思う
 可児さんはなかなか子共に恵まれず、やっと授かった命だからできるだけ中絶したくないという気持ちは分かる。妙子さんが産まれてから可児さんは普通の子に育てようと訓練に必死だったけど、訓練ばかりでなく遊ぶことなど妙子さんの目線に立って考えるというのは(良く相手の立場に立って考えるというけれど)言葉で言うのは簡単だけど実際に行動に移そうとすると大変なことだったと思う。可児さんも話して見えたように福祉の場面ではその人の目線に立つ事が必要だと思うので、このことを念頭に置いておきたい。
 私は昭和59年に生まれたので、法律的の変わり目なので、予防接種を受けていない人が多いそうで、親に聞いてみたら予防接種を受ける前に風疹にかかってしまったそうです。おたふく風邪のようにいっかいかかればもうかからないとか予防接種をうければかからないというものではないので、風疹はいつでも考えていなければならないと思った。
重い障害の有る子どもたちの望みを叶える団体があり、支援している事も知った。妙子さんかせピーターパンに会えたのもこの団体の協力や周囲の支えもあったせだと思う。障害があったりするとやりたいことでもできなかったりするので、このような団体の働きがあるのはすごく意味があるものだと思う。
今回、このような話がきけて本当によかったです。なかなかこのような話を聞ける機会はないので、聞いたことを忘れないようにしたいです。貴重な体験でした。


※哲学の基礎「可児さんの話を聞いて」    健康福祉学科 2年  A・Tさん
 
 可児さんの話を聞いて、私は今まで風疹は幼児期にかかって、それ以降はかからない病気だと思っていました。また、妊娠中に感染すると胎児に先天性心疾患・眼症状・聴覚障害などの異常が有るとは思っていませんでした。もし、私が妊娠して風疹にかかって医者からこのような障害を持って生まれる可能性が有ると言われたら、中絶してしまうと思いました。
それは、今の私には障害を持って生まれた子を育てる自信がないからです。でも可児さんの話を聞いて、娘の妙子さんと可児さんは凄いなぁと思いました。それは、妙子さんは生まれたときは視力はなかったのに訓練して、日常生活に支障がないくらいに回復したことです。訓練途中は大変だったと思います。私が可児さんの立場だったら、何とかして健常者の子どもに近づけるために訓練ばかりすると思うし、娘の妙子さんの立場だったらそんな母親を拒絶すると思います。
 可児さんの話は、今の私にとって、とても身近に感じる話でした。私も将来結婚して、子どもが欲しいと思っているので、妙子さんのように防げる先天性心疾患は少しでも減らせることが出来ると思います。
そのためにも、機会があれば風疹の予防接種を打とうと思うしこの話を聞いていない子たちにも話していきたいと思いました


※哲学の基礎                   健康福祉学科 2年 E・Sさん

可児さんの話を聞いて
 可児さんの話の内容は、可児さんが妊娠しているときに風疹にかかり、そのために胎児に感染し、白内障・心臓病・難聴の重複障害をもって、この世に誕生してきました。この時に誕生したのが妙子さんです。可児さん自身子どもの時に風疹にかかっており“一度罹ったからもうかからない”と思っていてワクチン接種をしなかったと言っていました。それで、しなくて風疹に感染してしまったということですが、すごく可児さんは、ワクチン接種をしなかったことを後悔していらしていました。どんなにワクチン接種をすることが大切なのか、又ワクチン接種を受けるのに7000円ぐらいということで、7000円で風疹を防ぐ事も出来るんだということを教えて貰いました。私はこの時絶対に風疹にかからないようにワクチン接種を受けようと決心しました。そして“ワクチンを受けることで障害が避けられるんだよ”ということを友達に教えてあげようとも思いました
 次に、可児さんが、風疹に感染しても妙子さんを産んだことに対して書きます。
可児さんは風疹に感染したとき、医者からは“このような血液検査の結果なら胎児も大丈夫といわれたこともあったと思うけれど、4年間の不妊治療でやっと出来た子どもだから産んだということもあったと思います。“やっと出来た子どもだから産みたい”という気持ちはよく分かります。でも、医者が大丈夫だからといっていたのに関わらず重複障害を持って産まれてきたのでもっと医師もしっかり検査を何度もして欲しいと思いました
今回可児さんの話を聞いてワクチン接種を受けることがどれだけ大切なことかが本当によく分かりました。
そして、私は親に反抗ばかりしているけれど、可児さんの「どれだけ親があなた達を愛しているか、大切に思っているか分かりますか。大切にしてみえるのですよ」という泣き声で言ってくれた言葉が凄く私の心にジーンときました。私は反抗ばかりしているけれど、親は私が行きたいと言ったこの大学に行かせてくれたし、食事の用意もしてくれています。そして毎日「今日は何があったの?」と一日あったことを聞いてくれます。こういうことをしてくれるのは私を愛してくれるからだと思います。そうでなければ上記のような事はないと思います。この可児さんの言葉から、私は親の気持ちを考えることができました。本当に良かったと思います。考えさせてくれてありがとうと言いたいです


※哲学の基礎                   健康福祉学科 2年   Y・Tさん

今日の講義で聞いた先天性風疹症候群は初めて聞いた言葉だった
しかもそんな病気が起こりえることがあったり、実際に起こってたなんて知らなかった
自分の年代は特に予防接種を受けていない可能性の高い年代なのだと知り、なんだか急に身近に感じられた。
感染症の予防接種は小さい頃に受けて、正直なところ何を何のために受けたなど覚えてもなく、どんな病気にかかったかも覚えていない…という程度、大流行するなどしないと影に隠れて目立たないもので、たかが予防接種とおもいがちになるかもしれない。
しかし今日自分の経験から話しをして頂いた可児さんの話は、たかが予防接種されど予防接種とその重要性を見せつけられた感じがした。
 女性は妊娠することが可能で母親が自分の子供を健康な状態で産んであげたいと思うのは誰にでも共通することであって、他人事には思えなかった。可児さんが声を大にして自己責任だけではすまされないといっていた事が良く頭に残っていて、むろん女性の問題だけでなく周囲の家族の人だったり、もちろん男性にも同様に言えるのにも納得ができた。
どんな衝撃的な話でも、自分の事でなければ人は忘れてしまいがちだったり(私も話を聞くまで知らなかったが)知らないことは後に後悔するかもしれない。
先天風疹症候群による障害を負いながら幸せに18歳まで生きた娘さんの経験と死を二度とこんな事がないように呼びかけている、可児さんの背景で知識がないために又同じ事が繰り返されることもあるかもしれない。
それでも、今日講義で知ることが出来て一つの知識として得たので、決して忘れることなく、覚えていたいと思う。そして、このことを知ったから知らない人へさらに多く広まっていくと良いなと思う。可児さんには、これからも頑張って活動していって欲しいと思う


※哲学の基礎5/11               健康福祉学科 2年   M・Hさん

可児さんの話は、私に多くのことを教えてくれました。私は風疹に妊娠初期の女性が感染すると出生児に障害が出る恐れがあるということを初めて知りました。現代の16〜25歳の世代は接種率が低く、私自身にもその危険性が有ることが分かりました。予防接種は自分を守ることでもあり、また周りの人々子供も守ることが出来ること考えると、とてもいいものだと思います。私も風疹の予防接種をしっかりと受けたいと思いました。
 私は可児さんの言っていた「妙子さんに出会えて幸せでした」という言葉に胸が熱くなりました。妙子さんにも可児さんの子供に産まれてとても幸せだったと思います。障害があって不便ではあっても、それを理解し、支えてくれる人がいるということは幸せな事でもあると思います。
妙子さんがピーターパンに会えたことも、多くの人の温かい支えがあって叶った事だと思います。改めて人と人との関係は支え支え合うことだと感じ、自分の家族や周りの友達に感謝の気持ちや大切にしていきたいという気持ちが大きくなりました。自分が子供を産むということは想像できないけど、元気な子供を産みたいです。
 可児さんが「娘を先立たせてしまった。他の人にはこんな思いはさせたくない」という訴えが心に残っています。娘さんを亡くして辛い思いでいっぱいだと思いますが。私たちに話をしてくれてとても感謝しています。私の心に大きく響きました。

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